下総中山に新しい洋食屋さんができたと聞きつけて、行ってみることにした。

お店の名前は「キッチン 幸(こう)」。JR下総中山駅の北口を出て、国道14号に向かう道をしばらく歩くと、右手に松屋が見えてくるので松屋を越えて、左手におそば屋さんが見えてくると、右に入る細い道があるので、それを曲がる。すると、お寿司屋さんが見えるので、その角を左に曲がると、そこに「キッチン 幸」があった。

キッチン 幸の外観
お店の外にはメニューがかけられていた。洋食を出すお店だと、膨大なメニューを用意してあるところも少なくないが、こちらの「キッチン 幸」では、いくつかの定食しかないようだ。メニューの先頭、赤くてちょっと大きな文字で書かれている「ビーフカツ定食」がおすすめといったところだろうか。

店の外にかかっていたメニュー。


店内は、10人ほど入れば満員になりそうなほどの広さ。洋食のお店なのに小上がりがあるのは珍しく、以前は小料理屋か何かをやってた店舗じゃないかと想像させるような店の作りだった。そして、小さな券売機が置いてあった。どうやら食券制らしい。店主が一人で切り盛りしているお店のようなので、これも合理化の一環だろう。ただ、券売機の前で延々と悩むわけにもいかず、店の外にかかっていたメニューを思い出しながら、ささっとビーフカツ定食のチケットを購入。一緒にランチを食べに行った同僚が選んだのはハンバーグ定食。

小さな券売機


調理が始まってからぼんやり待つことしばし。ビーフカツ定食とハンバーグ定食がやってきた。定食はメインにごはん、漬物というシンプルな構成。メインにはスパゲティサラダとキャベツの千切りが添えられていた。

ビーフカツ定食!


ハンバーグ定食!


ビーフカツ定食のビーフカツの断面を見る限り、赤い感じでレア感があった。食べ進めるうちに余熱で多少は火が入りつつも、それでも、レア感が残るくらいの感じ。ソースは塩、ソース、わさび醤油の3種類用意されていた。ソースは既製品のソースかと思いきや、デミグラスソースのような風味のあるソースで、もしかすると店主の手作りかもしれない。ソースや塩もあうが、ほどよいレア感が残っていることもあって、わさび醤油もおいしい。牛肉の脂とわさびが合うというか…。そういえば、この記事(「船橋ニューオープンのお店まとめ キッチン幸」)によると、ビーフカツには「ザブトン」を使っているらしく、肩ロースの中でも霜降り具合がいいところ。いやはや、おいしいのも納得。

メインのビーフカツ!


ハンバーグ定食のハンバーグも一口、味見させてもらったが、しっかりと焼き目がついてる部分は香ばしく、味も凝縮されていて、噛みしめておいしいハンバーグだった。

ビーフカツ定食は、毎日食べに行こうとするとちょっと高いような気がするが、ちょっと贅沢なランチを食べに行きたいなーと思ったら、「キッチン 幸」のビーフカツ定食は選択肢に入ってくる。今回はオーダーしていないけれど、オムライスも気になるところなので、近いうちに再訪することになるだろう。


キッチン 幸洋食 / 京成中山駅下総中山駅鬼越駅

昼総合点★★★☆☆ 3.3



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