先日、ごぶさたしてしまっていた、船橋のピザ屋さん「キャメルピッツァ」にお邪魔してきた。お邪魔するのは何回目か数えるのはやめてしまったけれど、毎回、焼きたてのピザはこんなに旨いのかと感動することができる。哀しいのは私の帰宅する道程からすると、真逆の方向にお店があることだ(汗)

お店に到着して、ビールを飲みながら、オーダーしたのが「窯焼きキャベツ」。

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石窯でキャベツを焼いて、アンチョビソースをかけたものだ。キャベツの甘みと、アンチョビの塩辛さの相性は素晴らしく、ビールが進む。

次にオーダーしたのが「石窯で焼く、ホンビノス貝のジェノベーゼ焼き」。船橋の漁港で絶賛売り出し中の「ホンビノス貝」にチーズを載せて、さらにジェノベーゼソースをかけて、石窯で焼いたものだ。

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ホンビノス貝ははまぐりによく似ているけれど、はまぐりほどは貝自体の味が濃くないので、こういった料理にははまぐりよりホンビノス貝の方が合うような気がしないでもない。

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食べ終わった後、ホンビノス貝の貝殻にホンビノス貝のジュースとバジルソースが混じったモノが残っていた。ホンビノス貝の旨みとバジルの香り。正直なところ、2度楽しめた(笑)

そして、ピザをオーダーしてみた。まずは、「マルゲリータにトッピングまさし」。マルゲリータという定番のトマトソースベースのピザだけど、それにトッピングが追加されていて、それが「まさし」。

もちろん、「まさし」という食材が載っているわけではなく(そりゃそうだ)、常連の「まさし」さんが考案した、ピザのトッピング「ホワイトソース」のことだ。トマトソースにホワイトソース。一見すると、ピザのクラストの上で何かが起きそうな組み合わせだけど、意外にもしっくり来る。これは、お店で手作りしているホワイトソースが"濃い"感じではなく、うまくトマトソースと合うように作られているからだろう。トッピング「まさし」のために、キャメルピッツァ足を運んでみるのもアリだと思う。

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続いて、スペシャルきのこ。キノコたっぷり、チーズたっぷりの一枚。窯で焼かれた、エノキやシメジの食感がたまらなくいい。

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そして、最後にジェノベーゼソースのピザ。キャメルピッツァのジェノベーゼソースは、おそらくはフレッシュバジルを使っているんだろうけれど、香りが豊か。あぁ、バジル食べてるって実感できる。

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ピザといえば、宅配ピザを想起させるほど、宅配のピザは市民権を得ているし、確かにシーンによっては、手軽に味わえて美味しいなぁと思うこともあるけれど、でも、窯で焼き上がったばかりの焼けた香ばしさや、ピザのトッピングの香りが立っている感じは、簡単には宅配できないだろう。

なんせ宅配のピザは焼きたての蒸気を箱の中に閉じ込めるしかないわけだが、その蒸気がクラストやトッピングに返ってきてしまうからだ。要するに、窯で焼いたピザならではのおいしさはお店で焼きたてを味わう以外に術がないのではないだろうか。キャメルピッツァのピザは値段も手頃なので、ちょっと試しに"窯で焼きたて"のピザを試してみるにはちょうどいいお店だと思う。

あ、そういえば、キャメルピッツァのマスターが、毎月11日は生地を手ごねするって仰っていたような気がする。手でこねた生地が美味しいのは確かなんだけど、毎日、生地を手ごねするととても間に合わない…というジレンマがあって、でも、やっぱり美味しいピザを食べてもらいたいから、せめて月に1日くらいは頑張って生地を手ごねで用意するらしい。

…ってことを、15日頃に思い出したので私はまだ手ごね生地のピザを味わえていない(涙目)