先週の日曜日。

ぼんやりと、行徳の散髪屋さんにでかけた。行きつけの散髪屋さん、空いてるかなぁなんてどうでもいいことを考えながら行徳駅前の道を歩いていたら、発見したのが、こちら。

麺屋 六之助@行徳の外観。かなりの角度(汗)

外見から察するに、間口が小さく、何のお店なんだろうと思っていたが、よく見てみると小さく「麺屋」と書いてある。そういえば、「麺屋」で始まる名前の某有名ラーメン屋さん以降、「麺屋」で始まるお店は、かなりの確率でラーメン屋という理解で問題なくなったなぁ。


…ということで、久しぶりに訪れた行徳駅の駅前でたまたまラーメン屋を見つけてしまったらしい。お昼時は過ぎていたが、まだ「営業中」の看板も出ていたことだし、昼食を食べ忘れていたこともあってささっとお店に入った。ラーメン屋らしく、店内の客席はカウンターの数席のみ。あとは、広いとは言えない厨房があるのみ。狭小店舗と言っても過言ではないような気がする。で、こちらの「麺屋 六之助」は食券購入方式。入り口目の前の小型券売機でラーメンのチケットを購入して、厨房にいるマスターに渡す、そんなスタイル。基本的には、つけ麺とラーメンを軸にメニューが組み立てられているのでバリエーションもさほど多くはなく(大盛りかそうでないか、味付け卵を追加するかしないか…といった感じ)、小型券売機でも裁ききれるくらいのメニュー。

食券を渡して、セルフサービスっぽいお冷やを飲みながら、つけ麺ができるのを待っていた。厨房をぼんやり眺めていたら、モグラたたきのような穴が開いた麺茹で機があって、そこで麺が茹でられているようだった。そして、その横にはスープを煮込んでいるとおぼしき寸胴があった。ラーメンスープだけにいろんな材料が使われているっぽい感じだったが、見ただけではよくわからなかった。

そして、出てきたつけ麺はこんな感じ。

麺屋 六之助@行徳のつけ麺。

麺はさほど太くもないが、細くもない感じ。そして、割としっかりしたエッジが効いていた。一方、つけ麺のスープは、魚介とんこつ系のスープ。臭みはないし、ダシも効いてるし、妙に甘くないのもいい。最近、よく見かけるタイプの付け汁ではあるけれど、すんごく濃い感じでもない。ただ、なんとなく丁寧に作られているような、そんな印象だった。時々、スープの奥から発見される具(メンマとか)が気分を変えてくれるので、食の進行は速い。

そういえば、つけ麺の付け汁のスープがしっかり温められていて、付け汁が入った小さな丼をマスターから渡されるときに「熱いよ!」って注意された。この辺もイイ感じではあるんだけど、もはや必然といっても過言でもないのかもしれないが、つけ麺の後半戦。油が多めの付け汁であればあるほど、スープの温度が脂の融点に近づいていって、少し厳しい感じになる。ラーメン屋さんによっては、焼け石なんかを投入するところもあるけれども、冷める「後半戦」を抱えている、つけ麺はまだ改良の余地がある料理かもしれない、なんてことを考えているうちに、終了。

結局、付け汁のスープ割りみたいなことをお願いして良いのか悪いのかよくわからないままに、ちょっと濃い汁を少しすすって店を後にした。

日曜とは言え、お昼時を外した昼下がりで、あれだけの客…ってことは混むときには割と混むラーメン屋なのかもしれない。


麺屋 六之助ラーメン / 行徳駅

昼総合点★★★☆☆ 3.5