同僚に「火鍋」を食べに行かないかと誘われた。しかも、相当に辛くて痺れる火鍋らしい。思い出してみると、火鍋が日本人の食卓で市民権を獲得して久しいが、一回も食べたことがなかった。うーむ、ちょっと不安だけど、食べておいて損はないだろうくらいの軽い気持ちで食べに行くことにした。

で、船橋駅で降りて京成船橋駅の方に歩いて、京成船橋駅のすぐ近く、少し奥まったところに「四川火鍋専門店 みやま」があった。

同僚が予約しておいてくれたので(同僚によると、火鍋の人気店なので予約なしでお邪魔すると、入れないこともあるらしい)、机にカセットコンロと、赤いスープと白いスープの2つのスープが注がれた鍋がセットされていた。赤い方のスープは、凶悪な赤さのスープに、数本の鷹の爪がぷかぷか浮いていたのが印象的だった。

火鍋に投入する具は、セットもあれば、アラカルトで選べるようにもなっている。野菜やきのこ、豚肉といった鍋の具としてオーソドックスなものから、ホンビノス貝とか台湾ソーセージ(香腸?)といったちょっと他では見かけないメニューもちらほらと。ホンビノス貝というのは、そもそもは北米に生息してた貝で、海外からの船にくっついて東京湾にやってきたと言われていて、船橋港あたりでも採れるらしい。貝のサイズといい味といい、ハマグリによく似ていてて美味しい貝だ。

一通り、具をオーダーして、コンロに火を入れる。しばらくして、スープが沸き始める。これはいかにも凶悪な光景であった(汗)

四川火鍋専門店 みやま@船橋の火鍋

メニューを眺めてみると、だいたい500円/1人前くらいが平均だろうか。メニューを眺めていたら、ほどなくして具が運ばれてきた。具は1人前ずつオーダーしたのだが、かなりのボリューム感。さすがに、火鍋は1人では食べに行きづらいことを考えると、3、4人で火鍋を食べに行くことになるだろう。3,4人で食べに行っても1人前頼めば、その具について満足できるくらいのボリューム感というか、コストパフォーマンス高いなぁという位のボリューム感だった。

具を凶悪なスープに投入してしばらく待って、食べてみる。じーんと辛い。辛いだけじゃなくて、複雑な味がする。どことなく痺れるような感じもあるし…と。豚バラ、ハチノスなど、肉系の具は凶悪な赤いスープがよく合う。葉物の野菜やキノコは白いスープで煮て食べてみる。赤いスープのインパクトの鮮烈な辛さもいいけれど、ずっと食べ続けるのは辛いので、赤いスープと、白いスープの使い分けができて、また赤いスープで食べたいと思わせるのは、火鍋の仕組みの凄いところかもしれない。

ビールと赤いスープ、ときどき、白いスープを何回も繰り返して、気がついたらお腹いっぱいに。うまかったなぁ。で、食後、しばらく経って気がつくのは、赤いスープの強烈な辛さと痺れがすっと消えていること。変な話ではあるけれど、食後にも関わらず、また食べに来たくなっている。いや、お腹いっぱいなんだけど(汗)

店員さんの様子を見ていると、周囲は常連さんばかりのようだった。結局は、常連さんで予約が一杯のお店ということだろうか。食後に、また食べたくなっているあたりからしても頷ける。また、予約して食べに来ようと思う。



四川火鍋専門店 みやま中国鍋・火鍋 / 京成船橋駅船橋駅東海神駅

夜総合点★★★★ 4.5